利水について
河川水の利用として、瀬戸川水系では農業用水として約1,020ヘクタールに及ぶ耕地の灌漑(かんがい)に利用されています。なお、この農業用水も瀬戸川水系の河川では平常時の流量が少なく、安定した取水が困難なため、瀬戸川下流域の一部については大井川を水源としています。
上水道については、現在そのほとんどが地下水の汲み上げと大井川広域水道に依存しており、瀬戸川からの表流水の取水は行っていません。瀬戸川流域の河川はもともと平常時の流量が少ない状況であり、流況の改善に向けた水利用の把握等、関係機関や住民の協力等による合理的な水利用の検討が求められています。