水利用の現状
水利権の設定状況
巴川本川の流水は農業用水に利用されています。その内訳は、許可水利権3件(0.1355m3/s)、慣行水利権10件(約440ha)となっています。
巴川許可水利権一覧表
巴川慣行水利権一覧表
舟運
巴川は、感潮区間が中流部まで及ぶ緩流河川であり、かつての駿府城築城の物資輸送や生産物の運搬など、舟運に利用された記録が残っています。
流域の姿は変わりつつも、つい最近まで河口から木材を筏に組んで加工工場まで運搬する光景が見られ、巴川の情景をつくってきましたが、平成17年9月の合板製造工場の操業停止により姿を消しました。
木材の運搬(稚児橋上流、平成6年)
河川空間の利用状況
巴川は都市域を流下するため、堤防沿いの散策やサイクリングなどに、また水面は、自然観察会、釣り、バードウォッチングなどに利用されています。支川の上流部では水遊びでの利用も見られ、また、「高部みずべ公園」や、長尾川の水辺散策路、江尻親水護岸などは周辺住民の憩いの場となっています。
河川空間の利用状況