地域とのかかわり
清掃活動の状況(塩田川)
自然環境調査(麻機遊水地)
市民活動など
河川や遊水地の水辺空間は、多様な生物の生息環境の場として、また市民が憩い環境について学習できる場として、地域の貴重な空間です。
麻機遊水地では、自然環境調査、自然環境教育、自然環境の普及及び啓発などにより、湿地の維持管理、保全活動が市民によって活発に行われています。また、生き物の貴重な成育・生息の場として注目されおり、NPO団体や専門家、遊水地周辺の住民など地域の多様な主体によって構成される「巴川流域麻機遊水地自然再生協議会平成16年1月設立)」により、将来にわたり安定した「人と生きものの共生」を目指し、人の利用空間、生き物の成育・生息環境、地域との関わりや景観などを含め遊水地の魅力を伝承する取り組みが積極的に行われ、平成19年3月に「巴川流域麻機遊水地自然再生全体構想」が策定されています。
自然再生協議会の様子
環境等学習活動について
川の日親子でウォッチング
河川と住民との関わりとその歴史、河川の持つ魅力などについて、広く住民の理解と関心を深めることにより、河川行政が地域住民等との連携・協調のもと進められていくことを目的に制定された「川の日(7月7日)」に、巴川の治水と自然、歴史を学ぶ「親子でウォッチング」が毎年、巴川を舞台に実施されています。
親子でウォッチングの様子
乗船体験学習
静岡市の小学4年生を対象に巴川河口から高部みずべ公園までの区間約5.4kmを船上から見学する乗船体験学習が行われています。この体験学習は平成2年度から実施され、平成16年度までに延べ28700人の児童が参加し、普段と違う視線で生活に関わりの深い巴川を学びました。
乗船体験学習の様子
学習資料の提供
これまでに、巴川の概要など様々な学習資料、パンフレットが発行されています。
静岡県、静岡市で構成する「巴川流域総合治水対策協議会」では、パンフレットなどによる広報のため、住民への様々な啓発資料を作成しています。近年では、麻機遊水地の自然を紹介する野鳥や植物などの冊子がシリーズ化され、流域の自然環境学習教材として活用されています。冊子は、長年にわたり麻機遊水地を拠点に野鳥や植物の観察活動を続けるNPO団体との協働により作成しました。