巴川水系

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過去の水害

静岡・清水平野を流れる巴川は、川の傾斜が緩く水が流れにくいため、洪水を起こしやすい川となっています。
そのために巴川流域は、昭和49年7月最大の被害を記録した七夕豪雨をはじめ、これまで幾度となく浸水被害にみまわれています。

清水区巴町の商店街の写真清水区巴町の商店街

近年の主な水害

近年の主な水害
和暦 降雨要因 時間
雨量
(㎜)
総雨量
(㎜)
浸水
面積
(ha)
浸水
家屋
(戸)
被害額
(億円)
備考
昭和49年 7 台風8号と梅雨前線 76 508 2,584 26,156 213 七夕豪雨
昭和57年 9 台風18号 48 497 456 4,310 47  
昭和58年 9 台風10号 48 275 454 1,190 12  
昭和62年 8 寒冷前線 87 279 18 1,201 18  
平成2年 8 台風11号 39 216 224 574 9  
平成3年 9 台風
17~19号
85 523 254 375 11  
平成10年 9 台風5号 47 248 212 821 13 平成11年5月
大谷川放水路完成
平成13年 9 台風15号 44 320 136 42 不明
平成14年 7 台風6号 45 319 180 62 1  
平成15年 7 豪雨 112 345 159 806 不明  
平成16年 6 豪雨 82 368 41 383 不明  

【出典:水害統計、静岡土木事務所、雨量は静岡地方気象台】

七夕豪雨では死者27人、床上浸水11,981戸、床下浸水14,143戸、被害金額(一般資産)およそ213億円もの甚大な被害が発生しました。この大洪水をきっかけに巴川流域総合治水対策事業計画が作られ、平成11年5月に大谷川放水路が完成しました。上流域の雨が分水されたため、中下流域の浸水被害は大幅に減少しました。
しかしながら、平成15年7月豪雨や平成16年6月豪雨では、流域の各地で内水による浸水被害が発生し、家屋浸水や主要幹線道路の冠水が生じてしまいました。

愛宕霊園付近の写真愛宕霊園付近

継川橋付近 -葵区瀬名川3丁目の写真継川橋付近(葵区瀬名川3丁目)

平成元年以降の、主要な洪水による浸水被害の状況から、巴川の本川流域、大沢川流域、塩田川流域で浸水面積が60ヘクタールを超えています。特に巴川の本川流域と大沢川流域では浸水棟数は300棟を超えているのです。
近年では、局地的な豪雨が発生したり、巴川水系の流域にある小さい川や、下水路に流れる力が不足していることで起こる内水氾濫の発生が、特に目立っています。
現在でも短時間に集中して豪雨が降ると、浸水被害が起こる大沢川流域は、川の流れも悪く、中でも支流である白部川沿いは水がたまりやすい地形をしています。
駿河区と清水区を結ぶ幹線道路が冠水によって通行止めになると、社会的な影響も大きくなるため、浸水被害の主な原因である内水への対策が求められています。

津波と地震対策

大谷川放水路の水門

平成21年8月11日、駿河湾を震源とする地震が発生し、静岡市でも震度5強を記録しました。
東海地震に備え設置された津波対策水門では、設置後初めて規定異常の加速度を感知し、多くの水門が自動閉鎖しました。
地震発生時は台風14号の通過後で河川の水位が上昇していたこともあり、遠隔操作等で扉体を水面まで上昇させ監視を行いました。

大谷川水門の写真大谷川水門