気候
静岡県の気候は、表日本式太平洋型気候の特徴を示しており、全国的に見ても九州南部・四国南部と同様に、温暖な気候条件に恵まれた県として知られています。
しかし、海岸に近い平野部に比べ、大井川上流域の山間部は気温の格差が大きく、冬季の寒冷、夏季の昇温が目立つ内陸性気候で、夏季の強雨が目立つところでもあります。
大井川の流域は、多雨の上流域を持つことに特徴づけられ、年間降雨量は3,000mmを越え、根雪を見るのも県内では富士山と大井川上流域のみとなっています。河口付近においても年降水量は2,000mmを越えており、日本の多雨地域の一つといえます。
また、気温では、温暖な河口部に比して山岳地では寒さも厳しく、年平均気温は10度前後となっています。