河津川水系

河津川,大鍋川,河津谷川

TOP川の紹介 > 地形・地質

地形・地質

地形

河津川流域のある伊豆半島南部は山地の占める割合が高い。
河津川流域においては、左岸右岸ともに大部分が山地(小起伏、中起伏、大起伏)となっており、3,900mより下流には、扇状地が広がっています。
河津川は、上流部では河床勾配が急であり、峡谷や滝を形成し、河津七滝などの特徴ある地形が見られ、中流部では河岸段丘が見られます。
河津川流域の約9割が山地であり、流域の北東から南西にかけて高さ800m以上の天城山脈がそびえ、その麓には鉢ノ山、登り尾などがあり、東伊豆町との境に三筋山や大峰山が連なっています。流域の南西寄りには天嶺山や峰山が連なり、中流域から下流域にかけては河津川を挟むように細長く沖積低地が発達し、その限られた低地に市街地が広がっています。
これらの地形的特徴より、上流部での氾濫流は貯留型となり氾濫域は限定されるが、下流部での氾濫は流下・拡散することとなります。

流域の地形の画像
流域の地形(地形分類図)/PDF/329KB
出典:土地分類図・静岡県S46

地質

河津川流域の地質は左岸右岸の流域、河津川沿川の3地域でその特徴が異なります。
天城火山側である左岸側では、火山性岩石(6種)と固結堆積物が分布しており、その大半が火山性岩石(6種)となっています。
左岸側では、3.9k より上流において、固結堆積物が大半を占めており、河津谷津川周辺には火山性岩石が分布しています。
また、河津川沿川には未固結堆積物が分布しています。

流域の地質の画像
流域の地質(表層地質図)/PDF/273KB
出典:土地分類図・静岡県S46