歴史と文化
流域の文化財
流域全域において13の文化財(内、国指定4、県指定3、町指定6)があり、そのうち8ヶ所が、3,900mより下流の市街地周辺に存在しています。
文化財には、現在観光スポットとして全国的に有名であり、天然記念物に指定されている河津桜の原木や重要文化財である天城山隧道などがあります。
遺跡では、3,100mより下流の市街地区間において、姫宮遺跡、春蔵遺跡、河津城跡があり、それよりも上流に長坂遺跡があります。
名称 | 時代 | 所在地 | 出土品・遺跡 |
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姫宮遺跡 | 縄文~奈良 | 笹原 | 土器(祭祀用も含む)住居・墓 |
長坂遺跡 | 〃 | 下佐ケ野長坂 | 〃 |
春蔵(はんのくら)遺跡 | 縄文~平安 | 峰春蔵上・下 | 土器(縄文~平安)住居・墨書土器 |
河津遺跡 | 戦国 | 笹原大日山 | 常滑焼の壷・明の輸入陶磁器・茶臼 |
河津町の文化
湯ヶ野温泉は川端康成著の「伊豆の踊子」の舞台であり、自筆の書を拡大して刻んだ「伊豆の踊子文学碑」があります。その他、観光スポットである河津七滝や重要文化財となっている天城山隧道(旧天城山トンネル)などがあります。