鳥類
伊東大川全体で、春季、夏季の調査を通して10目25科37種の鳥類が確認されている。繁殖期においては、セキレイ類やツバメ類の囀りや餌運び、カワセミのペアでの行動など、流域全体で複数種の繁殖行動がみられた。
河口部周辺の干潟は、ウミネコの集団休息の場、セキレイ類やツバメ類の給水や採餌場として利用される。下流部は、カルガモやセキレイなど水辺を利用する種や、ツバメなどの人家周辺を利用する種の割合が多く生息する。
上流側の山付の自然河岸の区間に分布する河畔林は、重要種のフクロウ(静岡県RDB:準絶滅危惧)、サンコウチョウ(静岡県RDB:準絶滅危惧)を含む樹林性鳥類の生育場となっている。