瀬戸川水系

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流域の暮らし

土地利用

瀬戸川水系の上流部については山林が大部分を占め、その特徴はスギ、ヒノキなどの人口林の比率が高いことです。天然林は山林全体の約3割で最近の10年間では目立った減少がありませんが、昭和40年からは3割以上の減少となっています。また、南斜面を中心に基幹産業である茶畑や果樹園等の利用も盛んです。

中流から下流部は、岡部宿や藤枝宿といった東海道の宿場として街道沿いは賑わいを見せた地域です、その周囲は広々とした田園地帯でしたが、現在では隣接する県都静岡市のベッドタウンとして急激に都市化が進行しています。河口付近の右岸側は、焼津漁港の港町として古くから栄え、密集市街地が連続しています。

一方左岸側は静岡市との市境にそびえる高草山や瀬戸川・朝比奈川の左岸堤防に囲まれた内水地帯であり、近年国道150号バイパスの開通など交通の利便性が高まるにつれ、田畑が埋め立てられ、工場の進出や住宅開発等の都市化の進展が著しい地域です。

人口

流域は焼津市、藤枝市(旧岡部町を含む)、静岡市の3市にまたがり、流域内人口は約10.5万人(平成7年)でその多くが中流部から下流部の平野に集中しています。