上流域の動植物
上流域周辺の山地には、落葉広葉樹林等の広大な山林が広がり、国指定の特別天然記念物であるニホンカモシカをはじめとし、ツキノワグマ、ホンドキツネ、ニホンザルなどの哺乳類が生息しています。
源流域から上流域の河川には、魚類では、夏でも水温が15度以下の清流の淵に生息するヤマトイワナや、渓流に生息するアマゴの他ウグイがみられます。
鳥類では、ヤマセミ、カワガラス等の渓流性の鳥類が生息し、ダムの湛水区域では、オシドリがみられます。
また、本州で唯一、原生自然環境保全地域として「大井川源流部自然環境保全地域」が指定されており、分布の南限であるライチョウが生息します。
支川の源流部にはヒダサンショウウオやアカイシサンショウウオ等の両生類が生息しています。