南部の治水対策
当HP上では、狩野川水系において富士山麓黄瀬川地域を「北部」、中流田方平野地域を「中部」、伊豆天城地域を「南部」と設定しました。
一級河川修善寺川の河川整備
平成16年10月9日に伊豆半島を縦断した台風22号で、伊豆市内は大きな被害を受けました。特に、修善寺温泉街は、修善寺川の越水により浸水の被害を受けました。
これを受けて、県は河川整備のための調査に着手し、伊豆市、静岡県および地域の代表で構成する「修善寺川流域総合検討会議」と、地域住民の代表で構成する「修善寺温泉場まちづくり検討会」で議論を重ねてきました。
調査の結果、伊豆最古の温泉と言われる「独鈷の湯」が川の断面を狭める要因であることが検証され、貴重な文化・歴史的施設であり、温泉のシンボルである独鈷の湯をどのように存続していくか慎重に議論をすすめ、平成18年度に「独鈷の湯を移設する」ことに地域の合意が得られました。
平成19年度より、独鈷の湯を含めた河川景観の検討を行い、台風22号の被災時と同程度の流量に対して浸水のないように川の断面を広げる工事に着手しています。
平成20年秋から平成21年春にかけて独鈷の湯移設を行いました。
整備状況
川の掘り下げ
独鈷の湯移設
護岸整備(独鈷の湯上流側)
護岸整備(独鈷の湯下流側)