大井川水系下流ブロック

TOP治水・利水 > 過去の水害

既往洪水の概要

下流ブロックの戦後の代表的な洪水被害は、旧島田市(大井川左岸側)では昭和57年の台風18号、旧金谷町(大井川右岸側)では昭和34年8.26豪雨と郷土資料に記されている。
高度経済成長期以降、下流ブロックで家屋被害が発生した洪水は表2.1に示す16洪水で、昭和57年9月の台風18号、平成10年9月の台風7・8号の洪水で100戸を超す家屋被害が発生している。
また、昭和49年7月の台風8号、昭和57年9月の台風18号は、対象河川の破堤や溢水、越水など、外水による浸水被害が発生しているが、それ以降は、支川の溢水や越水、流域内水路の排水不良(対象河川の水位上昇による排水不良を含む)など、内水による浸水被害となっている。
昭和57年9月洪水では、大津谷川の破堤・溢水、尾川、大代川、相賀谷川の溢水(無堤部浸水含む)、伊太谷川からの逆流による内水被害のほか、市街地が広がる下流域の大津谷川、伊太谷川、大代川、清水川、新堀川流域で普通河川の溢水等による内水被害が広範囲に発生し、下流ブロック全体で2,116件の家屋被害となっている。
平成10年9月洪水では、大津谷川、伊太谷川、大代川(清水川)流域で内水被害が発生し、下流ブロック全体で225件の家屋被害となっている。
なお、平成3年以降は、市街地の広がる下流域の大津谷川(伊太谷川)流域、大代川(清水川含む)流域に洪水による家屋被害が集中している。

 表2.1(1) 高度経済成長期以降の主要洪水と被害状況(昭.48~平.25)
高度経済成長期以降の主要洪水と被害状況(昭.48~平.25)

 表2.1(2) 高度経済成長期以降の主要洪水と被害状況(昭.48~平.27)
高度経済成長期以降の主要洪水と被害状況(昭.48~平.27)

 表2.2 主要洪水の降雨規模
表2.2 主要洪水の降雨規模

各河川の洪水到達時間