河川水質
・小石川は環境基準D類型(BOD 8mg/l 以下)に指定されており、環境基準値を満足しており、近年は、緩やかな改善傾向を示す。
・焼津市及び藤枝市では、公共下水道等が整備されており、平成28年度末時点における汚水処理人口普及率は、焼津市で65.0%、藤枝市で69.6%の普及率となっている。
水質
■小石川は環境基準D類型(BOD 8mg/l 以下)に指定されている。
■環境基準点として八雲橋、補助点として松葉橋(県道橋)で水質測定が行われており、各地点の水質は2 地点とも類似した傾向を示しており、緩やかな改善傾向を示している。
■平成27年度においては八雲橋1.8mg/l、松葉橋(県道橋)2.8mg/l と両地点ともに環境基準値を満足している。
■昭和40年代の初めに市民が「汚れた川を少しでもきれいにしよう」と小石川でコイの放流が盛んに行われていたが、近年、コイやスッポンが多く確認されており、河川環境や水質への影響が懸念されている。
水質環境基準類型指定状況と環境基準点
BOD75%値の経年変化
下水道
■小石川流域が位置する焼津市及び藤枝市では、平成28年度末時点における汚水処理人口普及率は、焼津市で65.0%、藤枝市で69.6%の普及率となる。
■公共下水道道普及率は、平成28年度末時点で、焼津市で22.3%、藤枝市で42.8%であり、密集市街地で道路幅員が狭小な地域が多いことが起因していると考えられる。
■焼津市の下水道で収集された汚水は、汐入下水処理場で処理され、処理水は焼津漁港に 放流される。また、藤枝市の下水道で収集された汚水は、藤枝市浄化センターで処理され、処理水は瀬戸川に放流される。
焼津市及び藤枝市の汚水処理人口普及率(平成28年度末時点)
焼津市及び藤枝市の下水道整備状況図(平成28年度末時点)