勝間田川水系

勝間田川,朝生川,三栗川

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過去の水害

勝間田川の近年の代表的な洪水としては昭和57年9月洪水があります。
台風18号による影響で3日間の総雨量は497mmを記録し、中流部の高橋付近(7.7km付近)で堤防が決壊しました。この洪水による被害は、床上浸水107戸、床下浸水345戸、浸水面積100ヘクタールにのぼり、戦後最大となっています。
また、平成16年には10月、11月と2回の浸水被害が発生しており、後者は集中豪雨により時間雨量で87mm/時間(静谷観測所で既往最大)を記録し、床上浸水2戸、床下浸水2戸、浸水面積114ヘクタールの被害が発生しました。

昭和57年出水の状況(牧之原市切山)の写真昭和57年出水の状況(牧之原市切山)

平成16年出水の状況(後川橋)の写真平成16年出水の状況(後川橋)

勝間田川河口部を含む東海地方を襲った津波のうち、記録に残る被害最大のものは現在から約150年前に発生した安政東海地震(1854年12月)です。
安政東海地震では、駿河湾から遠州灘の広い範囲で津波が生じており、勝間田川では河口に近い川崎地区で大きな被害が発生しています。勝間田川の河口に隣接する海岸には堤防が整備されていますが、勝間田川の河口部では津波対策施設が未整備であるため、予想される東海地震に伴う津波被害の発生が想定されています。 このため、地震防災対策として、津波対策施設を整備するとともに「榛原町防災マップ」などを活用した、総合的な被害軽減対策を推進する必要があります。

津波の高さの分布の画像津波の高さの分布