青野川水系

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河川の利用と河川環境

青野川の流域は海に近いことや、温泉が自噴する土地のため、地下水の利用が困難であり、青野川の表流水は地域の人々にとってかけがえのない水源として水道用水、農業用水などに利用されている。許可水利権としては、石井地区で水道用水として0.075m3/sの取水が行われているほか、慣行水利権として約190haのかんがい用水に利用されている。しかし、水利用の多い上流域では昭和60年、昭和61年をはじめとし、渇水時に流況が悪化することが多く、安定した取水の確保が望まれている。さらに、流域における生活用水の需要の増大に対処するため、新たな水資源の開発が必要となっている。
河川空間は、地域住民にとっての身近な空間として、散策、ジョギング、釣りなどに利用されているほか、観光客の多い中下流域では訪れた人が自然とふれあえる貴重な場所として、さらに、祭りやイベントの場としても利用されている。
水質に関しては、加畑橋が環境基準点に指定されており、平成15年から平成24年の10年間のBOD75%値は0.9~1.5mg/lで推移し、環境基準値のA類型(BOD:2.0mg/l以下)を満足している。