植物
青野川水系は多様性に富んだ生物環境を形成しています。 流域内では1,500種以上の植物種が存在するとされ、県内で最も発達した常緑広葉樹林が広がっています。水辺には水辺植物のヨシ、オギなどのほかにダンチクが点在しています。
特筆すべき植生として左岸の一部にメヒルギ群落があります。メヒルギは熱帯林を代表するマングローブの1種で、ここでは背後植物として知られるハマボウ群落も併存しています。移植されたものですが、群落としては北限といわれ、学術的に貴重なものです。また、毛倉野川合流点より上流付近には貴重種のモクレイシが確認されています。