志太田中川水系

自然環境

流域の自然環境は、潮汐の影響を受ける感潮域と潮汐の影響を受けない順流域の大きく2つに分けることができます。
感潮域の魚類はボラ、スズキ、ウグイ（降海型）のほか、砂泥床を生息環境とするマハゼ、ヒナハゼ、カワアナゴ、礫質な河床を生息環境とするウナギ、ミミズハゼ、アユカケなどが混在して生息しています。ほとんどが河川と海を行き来する種です。

感潮域に生息する魚類

順流域では、ギンブナやシマドジョウ、ナマズなど川と背後の水路・水田を行き来する魚類が見られます。
また、アブラハヤなど湧水との関係が深い種も生息しています。その一方、コウホネはほとんど見られなくなってきています。
志太田中川水系は、全川を通して多様な動植物の生息・生育空間となっており、湧水など志太田中川の特徴的な環境を必要とする生物が見られます。