坂口谷川水系

坂口谷川

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治水事業の沿革と現状

昭和57年9月洪水では、旧榛原町で床上浸水206戸、床下浸水585戸の浸水被害が生じているほか、近年においても、平成16年10月の台風第22号による洪水で床下浸水41戸の被害を被りました。
坂口谷川の最も古い治水事業としては、明治前期に地域の有力者である本間賢三により行われた洪水災害の要因となる下流・中流部の大きな蛇行部の線形変更に伴う大改修であり、記録が残されています。
近年においては、昭和45~60年にかけ、小規模河川改修事業として河口から6k310区間の河川改修が行われ、6k310より上流の河川改修は、県営ほ場整備事業等として、昭和44~53年に実施されています。
また、平成5年以降は、空港関連事業に伴い上流区間の河川改修を実施し、概ね1/5年確率の改修が完了しています。
東日本大震災を踏まえた静岡県第4次地震被害想定(平成25年)では、発生頻度が比較的高く、発生すれば大きな被害をもたらす「計画津波」※1と、発生頻度は極めて低いが、発生すれば甚大な被害をもたらす「最大クラスの津波」※2の二つのレベルの津波が設定されており、坂口谷川では「計画津波」は河川内を約4km以上遡上するとともに、「最大クラスの津波」では、河川及び海岸堤防を越水し、沿岸部で最大約370ha以上が浸水すると想定されています。

※1 計画津波:静岡県第4次地震被害想定で対象としている「レベル1の津波」
※2 最大クラスの津波:静岡県第4次地震被害想定で対象としている「レベル2の津波」