観光・イベント
天竜川流域には数多くの景勝地や観光地、温泉などが散在しており、観光・レクリエーションの場として重要な存在となっています。
遠州天竜舟下り(浜松市天竜区)
船明ダムの下流、米沢を出発して二俣まで約6kmの川下り。天竜美林、水しぶき、川の音など変化に富んだ流れの中を、船頭による巧みな舵さばきでゆっくりと進んでいきます。
所要時間は約50分。天竜二俣駅構内窓口で受付。乗り場までは無料送迎バスが出ています。
天竜舟下り
掛塚屋台祭(磐田市掛塚)
天竜川河口の掛塚港は、物資積出しの中継基地として栄えてきました。掛塚港の発展と共に栄えた貴船神社は、掛塚港の鎮守、舟運の安全の守護神として崇敬され、特に回船業者に厚く信仰されてきました。
この貴船神社の神事「神輿の渡御(おわたり)」は、年に1度、御神体が神社から御仮宮にお出ましになり、神の徳を氏子に施されるもので、氏子の若者が屋台を曳いて神輿のお供をするのが掛塚屋台祭です。
掛塚屋台祭
浜松凧合戦
中田島砂丘は、鳥取砂丘などとともに日本三大砂丘に数えられています。毎年五月の大型連休中、中田島砂丘は祭り一色に塗りつぶされます。祭りでは百七十もの町内会が持ち寄った凧が花火の合図とともに一斉に大空に舞い上がります。
この地では、古くから長男が生まれると端午の節句に若者たちが凧を揚げて祝う「初凧(はつだこ)」の風習がありました。それがいつしか一大イベントとなり、今では一日で数十万人もの観衆が集まる「凧合戦」となりました。
浜松凧合戦
流域の自然公園
天竜奥三河国定公園
(昭和44年1月10日指定、面積25,756ヘクタール、長野県・静岡県・愛知県)
奥大井県立自然公園
(昭和43年4月1日指定、面積8,531ヘクタール、静岡県)