地形・地質
地形
上流域の丘陵地には森林や、国営パイロット事業により開発が行われた茶園・果樹園が広がっています。下流域の平地は、土地改良事業が多数施行され、農地基盤が整備されており、水田や砂地での露地野菜等の栽培に利用されています。上流の丘と海岸沿いの砂丘の間の平地に、宅地と水田が広がっています。
東大谷川及び竜今寺川流域標高分布図
東大谷川及び竜今寺川流域横断図
東大谷川及び竜今寺川河川縦断図
地質
上流の丘は、透水性が良い「小笠山礫層」で構成されており、急峻な斜面からの土砂が盛んに流れだし山裾や河底に砂礫が堆積する傾向があります。小笠山丘陵の南側の縁は直線的な崖となっており、このような地形の崖は「旧海食崖」と称されています。この旧海食崖と海岸線との間の約2kmに広がる下流部の海岸平野は、海の堆積物により作られた沖積層です。この海岸平野は、大きく分けて、海岸に平行した砂州・砂丘の列とその間の低地や後背湿地で構成されています。
地形分類図
表層地質図