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人口・産業

人口

静岡市の人口は、大正9年から昭和45年においては、戦争などの影響により、一時的に人口の伸びが鈍った時期はあったものの、10万人弱から70万人強まで急激に増加しました。その後、平成7年まで微増傾向が続きましたが、近年は減少傾向に転じています。
一方、世帯数を見ると増加傾向が続いており、高齢者の一人世帯の増加や核家族化が進行していることが窺えます。
65歳以上の高齢者が総人口に占める割合「高齢化率」は、昭和55年8.4%から上昇し続けており、平成27年時点では28.6%です。これは、全国平均28.4%(※全国平均値は内閣府の値)を上回っています。

産業

静岡市の昭和55年(1980年)~平成27年(2015年)の35年間における産業別就業人口の推移を見ると、昭和55年から平成7年にかけて就業人口が増加し、その後は20年間減少傾向が続いています。
産業別就業人口割合は、第1次産業が7%から3%、第2次産業が36%から26%へ減少し、それに代わるように第3次産業が57%から71%に増加しています。
静岡市は、静岡県の県庁所在地であり、多くの業種に就業者数が分散しています。そのうち製造業、卸売り・小売業が最も多く、次いで医療福祉業の従事者割合が多くなっています。
小坂川流域の就別就業人口の推移も、静岡市全体と同様の傾向があると推測されます。
小坂川流域では古くから臨海部で漁業、その後背地で農業が行われてきました。
漁業ではシラス、イワシ、カツオ等を獲っており、シラス漁は「用宗のシラス」として全国的に有名です。また、静岡市の前浜(駿河区石部~清水区蒲原)を「しずまえ」と称し、市内の漁港等で水揚げされる魚介類を「しずまえ鮮魚」として、全国的な知名度を向上させることを目的に積極的にPRしています。 農業については、古くから米、大豆、小麦等の主穀農産物や、甘蔗、茶、蜜柑といった特有農産物の生産が盛んでした。このうち、甘蔗や茶は加工工程が分化されているため、商品農業(1次産業)とその加工業(2次産業)の人口増加をもたらしました。しかし、昭和期以降脱農化が進み農業外の産業への投下労働力が増加していきました。

静岡市の平成23年~令和元年の観光交流客数は2,5000人程度で、そのうち2,000人前後が宿泊客です。恵まれた漁場を持つ用宗漁港等多くの観光資源と首都圏からのアクセス性のよさから、多くの観光客が訪れます。