自然環境
中木川流域ではおみや橋より下流の感潮区間において、ボラ、スズキ等の生息が確認されていますが、中流部の河床がコンクリート張りであるため、魚類相は貧弱です。しかし、上流部では、土砂移動により瀬や淵が形成され、イヌタデ、ブタクサ、マコモ等が群生するほか、河畔林が形成されており、良好な自然環境が残されています。 このため、治水対策上、河道内の土砂の掘削を行う場合には、こうした良好な河川環境の保全が必要です。
また、中木川の上流部は、沿川の傾斜地が畑として利用され、家屋が河川沿いや山裾沿いに点在しており、河川沿いに流域を縦断する主要地方道下田石廊松崎線が走っています。
中流部は、河川沿いに家屋が立ち並んでおり、河道は低水路を配置したコンクリート三面張りで整備されています。 下流部は集落が形成され、河川沿いに旅館・民宿が立ち並んでおり、感潮区域である河口部には、ボラ、スズキ等が生息しています。