那賀川水系

那賀川,岩科川,船田川,明付川

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河川の利用

那賀川流域の水利用については、古くから農業用水として利用されている。那賀川、岩科川、明伏川及び船田川から取水している水利権は、すべて慣行水利権であり、水系全体で36件、受益面積は約158haである。また、那賀川水系では、これまでに大きな渇水被害の報告はない。
流域内の各河川には漁業権が設定されており、地元の漁業協同組合によりアユ、アマゴの放流が行われており、春から夏にかけ釣り客も多数訪れている。冬季には河口域に発達した浅場にカワノリが繁茂し、採取の光景は松崎ならではの冬の風物詩となっている。
河川空間は、地域住民にとっての身近な空間として日常の散策やジョギングコース、川遊びの場として利用されており、特に、那賀川下流部の宮の前橋から大沢温泉付近にかけては、約8kmにわたり堤防沿いに桜並木等が整備され、春先の開花時期には、県内外から多くの観光客が訪れているほか、堤防道路は地域住民の通勤・通学・農作業等の生活道路となっている。