北川水系

北川

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流域の歴史

伊東市を含む伊豆半島は、幾多もの火山の噴火の繰り返しにより形成されたものであり、20~30万年前にほぼ現在の姿になったとされ、その後は、15万年前頃から伊豆東部の単成火山群が活動を始め、現在に至っている。北川の源流である大室山も伊豆東部火山群に属する単成火山であり、約4,000年前の火山噴火によって形成されたものである。
北川流域の歴史は浅く、次頁に示す旧版地図から土地利用の変遷をよみとると、本地域に人が住むようになったのは、大正~昭和初期以降とみられる。始めは、流域南部の伊東の中心市街地が相模湾岸に沿って拡大したことで、河口部周辺の低地が利用される程度であったが、昭和中頃になると、中・上流部沿川にも民家が立地するようになり、現在の北川流域の姿が形成された。

 流域周辺の土地利用変遷
流域周辺の土地利用変遷