河川の利用
酒匂川では、昭和35 年に水質、環境等を保全するため、流域の農業・漁業関係者、工場・事業場を中心とした民間の発意で「酒匂川水系保全協議会」が発足した。現在、神奈川県、静岡県や流域の企業、関係団体、自治体等が会員となり、酒匂川統一美化キャンペーンへの協力、環境保全講演会等を開催し、流域が一体となって河川の豊かな自然環境を将来の世代へと引き継ぐための取り組みが積極的に推進されている。あわせて、良好な水環境を創造する取り組みとして、森林部局で間伐、植栽、下刈り等の森林整備を実施し、両県でその状況等をモニタリングしている。また、鮎沢川では、静岡県のリバーフレンドシップ制度に基づく地域住民による堤防の草刈りや清掃等の美化活動が実施されている。