河川の利用
河川の利用について、河川水は農業用水として利用されており、許可水利権1件、慣行水利権41件が設定されている。大井川用水により大井川から取水した農業用水が榛原幹線から流域内の農地に供給され、利用後の排水や余水が湯日川に流入している。内水面利用については、漁業権は設定されていないものの、沿岸・河口付近では、吉田町シラス漁業組合によるシラスウナギ漁が行われている。
河川空間については、河口付近の湯日川親水公園や、中流域の湯日谷川公園には階段護岸が整備されるなど地域住民にとっての身近な空間として、日常の散策や川遊びの場として利用されている。河口部に整備された湯日川親水公園は、河口部の幅広い堤外地にある島状の中州を利用して、それらを架橋でつなげた河川内公園である。また、吉田町では、町内を流れる中小河川やその周辺を、住民と行政が一体となって、潤いのある水辺環境と憩いの場を創出していくことを目指している。