新中川水系

新中川

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河川環境

新中川水系の水質に関しては、環境基準の類型が指定されていないが、沼津市による間門橋地点での定期的な水質観測結果によると、近年のBOD75%値は下水道整備等により改善傾向にあり、概ね3~4mg/lと良好な状況である。
自然環境については、全域においてコンクリートによる直壁護岸の整備が進み、河道内の植生は乏しい状況であるほか、アレチウリなどの特定外来生物も確認されている。
一方で、コイやナマズなどの他に、静岡県RDBにおいて準絶滅危惧種に指定されているアユカケや要注目種に指定されているカワアナゴといった回遊性の希少生物も確認されるなど、人工開削された河川ではあるが、海と川を行き来する生物の生息環境となっており、市街地の貴重な自然環境として保全・再生が求められている。
また、新中川は、単調な直線形で変化に乏しいものの、市街地の貴重な水辺空間として、良好な景観形成が求められている。