地域との関わりの現状と課題
初川は、熱海市を代表する花の名所である熱海梅園(明治19年開園)を流れており、河川が地域のなかで有効に活用されている。
熱海梅園では、初川の流水を利用した人工滝の設置や、ホタルを鑑賞するイベントが熱海市により開催されており、今後も引き続き、観光地熱海を代表する熱海梅園などの地域特性を活かした川づくりを連携して進める必要がある。また、流域住民アンケート調査結果では、回答者の半数以上がゴミ拾い等の河川愛護活動への参加を希望しており、住民の河川愛護に対する意識が高いことが伺える。
一方で、親水性等の河川利用に関して満足していない住民の割合が多いことから、関係機関や地域住民と一体となった河川利用環境の向上に引き続き取り組む必要がある。
熱海梅園内を流れる初川(人工滝)(出典:初川水系河川整備計画)
熱海梅園内のイベントパンフレット
出典:熱海市観光協会(出典:初川水系河川整備計画)
河川愛護活動等の参加についての住民意見(出典:初川水系河川整備計画)
川の利用・環境についての住民意見(出典:初川水系河川整備計画)