治水事業の沿革
初川の河道は、明治期から流路の位置や形状が大きく変わっておらず、その後、特に大きな水害は発生していないものの、災害復旧事業・県単独事業等により施設整備が行われ現在に至っている。
また初川の中上流部は河床勾配が1/20以上と急流なため、昭和27年から昭和47年の間に砂防指定地に指定され、土砂災害の防止を目的とした砂防堰堤や流路工が整備されている。近年では、平成10年の豪雨により土石流が発生した記録が残されている。また、その後、流域内では、砂防堰堤や流路工が整備されている。
初川の沿岸部については、高潮対策として海岸防潮堤が概ねT.P.+6.6mで整備されている。
初川における著名洪水と主な河川工事の履歴(出典:初川水系河川整備計画)
終戦直後の初川橋付近(昭和23年2月)(左),現在の初川橋付近(右)(出典:初川水系河川整備計画)
熱海港海岸防潮堤の整備状況(出典:初川水系河川整備計画)