地域との関わりの現状と課題
熱海和田川は、川沿いの道路が通勤・通学、散策等に利用されるなど、地域住民や観光客にとって身近な空間となっている。また、河口部は熱海港と一体となった整備がされており、地域の貴重なオープンスペースとしての役割を担っている。
また、自治会長経験者らで組織された有志団体により、河川美化活動が年数回行われている。流域住民アンケート調査結果では、回答者の半数以上がゴミ拾い等の河川愛護活動への参加を希望しており、住民の河川愛護に対する意識が高いことが伺える。
一方で、人工的な河川整備や、親水性の低さ等、河川利用に関して満足していない住民の割合が多いことから、関係機関や地域住民と一体となった河川利用環境の向上に引き続き取り組む必要がある。また、ゴミの投棄に関する不満も多く見られることから、今後は関係機関などと連携を図りながら、適切な維持管理の実施、河川利用マナー向上対策などを実施していく必要がある。
河口部の整備状況(出典:初川水系河川整備計画)
河川愛護活動等の参加ついての住民意見(出典:初川水系河川整備計画)
川の利用・環境についての住民意見(出典:初川水系河川整備計画)