自然環境
伊豆山神社のある標高200m~岩戸山(標高約734m)南麓にかけては、コナラ群落、クロマツ植林等の樹林に覆われ、標高200mより下には市街地が広がっています。上流域の樹林部を流れる河道内には瀬が連続する自然の河床が残されていますが、中下流域の河道は、コンクリート三面張り構造と落差工からなる人工物や道路下の暗渠構造で構成されており、甲殻類等の底生生物以外の生物が生息・生育することは極めて困難な環境となっています。なお、流域内では「伊豆山神社の社叢」が環境省から特定植物郡落の指定を受けています。
逢初川は、上流の一部を除き、動植物の生息・生育環境は極めて少なく、逢初川を対象とした動物の現地調査は行われていません。
河口部では、近隣河川で確認された回遊性のユゴイやニホンウナギが生息している可能性があります。逢初川には、定着できるような環境がないため迷入する程度と考えられます。