流域の概要
流域の諸元
《一雲済川流域》
流域面積 19.68k㎡
流路延長
一雲済川 9.97㎞
上野部川 4.80㎞
流域内人口 約8千9百人(H27国勢調査)
関係市 磐田市
・流域の気象は、夏は高温多雨、冬は温暖小雨の本州太平洋側の気候の特徴をよく示している
・浜松観測所における平均気温は、16.4℃と比較的温暖
・年間の降水量は約1,800mm程度で全国平均値とほぼ同じである
・冬季の降水量は少なくなっている
浜松測候所の月平均気温、月平均降水量は、気象庁により平年値が整理されているS56~H22(30年間)の平均を用いている。
河川の概要
一雲済川と上野部川について、河川の概要を示す
一雲済川(下流部)
・一雲済川下流部では、川幅は広く築堤断面となっている
・法面は2割程度の緩やかな勾配となっており、法面には植生が繁茂している
・天竜川合流点付近の右岸側は天竜川の霞堤となっており、堤防高が低い状況である
一雲済川(上流部)
・一雲済川上流部においては、川幅が狭くなり、法面は5分程度の勾配となっている
・河道は湾曲部が多く、山付部には淵が点在している
一雲済川の平均河床勾配は、1/100~500程度と比較的急である
上野部川
・下流区間は概ね築堤断面となっており、背後地は田畑が多く見られる
・中流区間は川幅が狭く右岸側には家屋が連坦している
・また河床勾配が極めて緩く、流れがほとんど見られない
・上流区間は堀込み河道となっており、山間を流下する区間のため河床勾配が大きく流れが速い
上野部川の平均河床勾配は一雲済川と比較して緩く、特に2.0k~3.0k付近の河床勾配は1/2000程度と極めて緩い