住民との関わり
水系内では、仁科川において漁協と周辺の小学校との協働による稚アユの放流や自然観察会などが行われているほか、地域全体で身近な河川環境の保全への関心を高めることを目的とした静岡県のリバーフレンドシップ制度により、仁科川水系において1団体(平成27 年度現在)が、河川清掃、除草等の活動を行っている。また、8月のお盆時期に行われる「岩谷戸の百八灯」は、河川敷に設置した108 本のたいまつにより先祖を供養し、無病息災を祈願するもので、地域の伝統行事として受け継がれ100 年以上の歴史がある。
このほか、西伊豆町では、地区ごとに町民、事業所、行政で組織された「まちづくり協議会」により、協働による地域の資源をいかしたまちづくりの取組みが進められており、河川をいかした取組も期待される。