仁科川水系

仁科川,白川,本谷川

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河川の利用

仁科川水系における水利用については、古くから農業用水として利用され、中流部の農地に供給されている。また、大正4 年から仁科川において水力発電が開始されたことにより、近隣の松崎地区や土肥地区に初めて電灯がついたとされており、西伊豆地域の生活や産業を支えていたことがうかがえる。現在設定されている水利権は、許可水利として発電用水3件、雑用水1件、慣行水利として、農業用水23 件となっている。
水系内では、仁科川、本谷川、白川において漁業権が設定され地元の漁業協同組合によりアユやアマゴなどが放流され、春先には毎年多くの釣り客が訪れる。
河川空間の利用については、上流域の渓谷や豊かな自然環境を求めて観光客が訪れるほか、中流域から下流域にかけては地域住民にとっての身近な空間として日常の散策や、川遊び等に利用され、堤防道路は通勤・通学・農作業等の生活道路となっている。