特徴的な場所
河口地区(河口-0.3km~0.5km)
富士山や南アルプス、伊豆半島を背景に、広い砂礫堆の間を流れる安倍川と海岸を見ることができる場所です。
また、河口部の野鳥や水辺の植物を観察できます。
安倍川の緊急用河川敷道路(0.7km~7.5km付近 左岸高水敷上)
震災時には、緊急用道路として人員や救援物資を円滑に運搬し、平時にはジョギングや散歩、サイクリング等で川に親しみのもてる空間となっています。
舟山 安倍川と藁科川の合流点(安倍川5.3km付近)
安倍川の特徴的な河川景観として地域住民に親しまれています。
また、古くからの悲しい伝説と、昔ながらの河川工法である川倉(牛枠)が残っており、歴史的雰囲気をたたえています。
安倍川と藁科川の合流点付近の薩摩土手(安倍川左岸3.5km~7.0km付近)
徳川家康が駿府に隠居する際に築堤したもので、この付近は駿府の町づくりを象徴する地域です。
霞堤(安倍川左岸7~10km付近、左岸13~14km付近、藁科川右岸1km、4km右岸付近など)
霞堤は、急流河川「安倍川」の水害、治水の歴史を物語る場所で、先人の知恵を知ることができる安倍川の歴史的な財産です。
木枯の森(牧ヶ谷橋上流藁科川1.5km付近)
水面と緑のコントラストは美しく、古くは紅葉、しぐれ、雪の名所として古歌に詠まれた場所でもあります。歴史的なロマンがあふれ、地域住民にも親しまれています。
狩野橋上流の砂礫が堆積する河原(狩野橋上流 安倍川9.5km付近)
狩野橋上流の砂礫堆積地は河原砂漠的なイメージがあり、水と砂利による「川ずれ」(流路変動)の作用や、急な傾斜を流れ下る安倍川を実感させます。
伏流水の取水口とヤナギ林(安倍川左岸 15km付近)
安倍川の伏流水を静岡市の上水として取水しています。この付近のまとまったヤナギ林は、安倍川の自然を代表する場所です。
梅ヶ島等の金山(静岡市梅ヶ島)
梅ヶ島では昔から砂金の採取が行われていました。本格的に金鉱石の採取が始まったのは、今川氏の時代からです。