向田川水系

向田川,蛭沢川

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自然環境

向田川水系では、貴重種であるウツセミカジカの他、ウナギ、天然アユ、ボラ等回遊性の魚種が確認されています。ただし向田川では、河床勾配が急であるため落差工が多く設置され、河岸もコンクリートにより築造されています。
また、向田川をはじめとする由比・蒲原地区の河川は、かつて海岸部分が埋め立てられ鉄道や主要幹線道路が整備されたことにより、河川域と海域との接点となる河口部にコンクリート製のボックスカルバートや波消ブロックなどの人工構造が配置されています。

魚類等調査結果

向田川水系では、1997年に静岡県により魚類調査が実施されました。この調査で確認された魚種は、ウナギ、アユ、ボラ、ミミズハゼ、ウツセミカジカの5種です。
また、向田川の河口域の蒲原海岸に、アカウミガメ(絶滅危惧ⅠB(EN))が産卵のため上陸していることが確認されています。アカウミガメの保護のため、NPOによる保護活動や、旧蒲原町主催で子ガメの放流会などが行われています。

植物調査結果

向田川0.47km付近の植物調査結果を以下に示しています。河道内にツルヨシが確認されています。

植物調査結果の画像
植物調査結果